元禄15年(1702年)に毛利吉広が聖天堂を建立し安置した。それ以降、数多くの聖天尊を堂内に安置していたが歴年の風雨、台風等により朽廃したため、平成19年、再建立する。堂内の空殿は、元禄時代のものを修復して新しい堂内に安置している。 聖天様は、もともと障碍(妨げ、トラブル、破壊)を司る神(悪神)であったが、十一面観世音菩薩によって善神に改宗し、仏教を守護し、障碍を除いて財運と福運をもたらす神として広く信仰された。また、良縁成就と夫婦和合の神としても信仰されている。